日日是今帳…11月11日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

前回の7日の投稿でアップしたシラキの紅葉。あの頃が見頃だったようで、この週末には葉が丸まり始めました。この間の雨に艶やかに濡れていた紅が、今年のシラキの美しい紅葉の終わりでした。庭の中央にあり、一番最初に色づくので紅葉観察対象となるのですが、「美しい紅葉だ。枯れ始めてしまった」などというこちらのつぶやきなど関係ないく、ただただ根を張り枝を伸ばしているだけなんでしょうね。今年の葉が落ちてもまた来年葉が茂る。落葉は樹の命の終わりではないけれど、どこか人の老いと重ねてしまう。人は老いて後にまた若葉が茂るということはないので、厳密には違うのですが、枯れ落ちた後にまた新しい命へと魂が旅を続けるのだとすれば、同じようなものなのかもしれませんね。

2018年11月11日

末枯れ(うらがれ)や 巡るいのちに 思い馳せ

kareyuku