日日是今帳…6月22日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

待ち焦がれていた雨も一日で上がり、今日も爽やかなお天気です。それでも自然の恵みというのはすごいもので、草木や作物たちの背筋がシャンと伸びたような気がします。朝晩お水をあげているのですが、雨と水道水とはやはり違うのでしょうか。塩素や成分といった問題だけではなくて、天から降りてくる雨には何かしらのエネルギーが含まれているのかもしれません。目には見えないもの、分析できないもの…そんなものに命は支えられているのかもと思ったりする夏至明けの朝です。写真はお向かいのダンサーさんにいただいたラベンダー。ヒビコレの洗面所に吊るしてみました。ハーブの優しい香りがふんわりと漂っています。雨や土の匂い、刈ったばかりの草の青い香り、日々そんな匂いを感じる暮らしをしているからでしょうか、洗剤などの人工の香りは苦手です。香りは脳や記憶、感情と直接結びつくもの。ここに越してきて13年目、里山の香りにまつわる思い出が少しずつ増えていくのもまた楽しです。

2017年6月22日

ほのかなる 香に包まれて 鏡見る

鏡