日日是今帳…10月3日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

秋というと抜けるような青空が広がる『秋晴れ』のイメージがありますが、今日もまた雨のスタート。でも『秋雨』という言葉もありましたね〜。そろそろ青空が見たいなと思うのですが、里山の空はまだ雨雲に覆われています。写真は先週のお天気の良い日に撮影したヒビコレキッチンの窓。すりガラスの向こうに見える樹のシルエットが面白かったので、パチリと撮ってみました。この写真を撮りながらふと思い出したのが『ウィリアム・モリス』の世界。名前と作品のイメージしか覚えていなかったので、調べてみました。1800年代のイギリスの工芸家、デザイナー、詩人で『モダンデザインの父』と呼ばれています。植物を模した彼のデザインを用いた壁紙やカーテンなどのファブリックは、日本人にも好まれているようです。彼のデザインを初めて目にした二十代の頃は、将来はこんなインテリアが似合う家に住みたいななどと夢を描いていましたが、今は古民家暮らしです(笑)もうずっと忘れていた昔のことが、切り取られた一枚の風景から蘇ってくる…記憶とは面白いものです。

2017年10月3日

朧(おぼろ)なる 影が誘(いざな)う 過ぎし日や

窓模様